12月8日は各務原生涯学習講座『ステンドグラスできらっきらの小物つくり』。ステンドグラスのアクセサリーを作りました。
4日目となるこの日はガラスカットに初挑戦していただきました。初心者向け講座ではなかなか体験できないガラスカット。ステンドグラス制作には欠かせない工程です。個人的にはガラスを美しくカットすることはステンドグラスの楽しさのひとつだと感じていますので、みなさんにも”自分でできる”楽しさをより味わっていただきたく毎期取り入れています。

まずはガラスを切るためのカッターの使い方や切り方の説明。次にガラスカットのデモを見ていただきました。そして、練習用ガラスを使って実際にカット。はじめは力加減が分からないもの。何度か試して感覚をつかみます。初めてのガラスカットはやはり緊張しますね。うまくカットできている目安はチリチリを音がすることですが、たとえ音が鳴らなくでも案外切れていたり。数回練習をしていただいた上で、自身が選んだガラスで本番に臨みました。

ガラスをカットした後は、ルーターという専用の機械で側面を削ります。断面を平らにするためと、後で巻くコパ―テープの着きをよくするためです。この工程でも最初は力加減に戸惑い、何度か練習用ガラスで試した後に本番ガラスを削っていただきました。

リピーターの方を除いてはみなさん初体験のガラスカットとルーターかけ。きっと緊張されたと思いますが、カットから仕上げまでを自分ひとりの手でおこなった今回の作品の満足度は格別だったのではないでしょうか。
最後に丸カンをハンダ付けし、洗浄後それぞれの金具やチェーンを組み立てます。イヤリングやペンダントトップの完成。ピンをつけてブローチにした方もいました。どれも可愛らしい作品ばかりです。
作品鑑賞会では今回もみなさんから色々な話をうかがうことができました。
両面を“おもて”にできるようガラス使いを工夫したこと。
実際に使うシーンをイメージしてガラスやデザインを決めたこと。
丸カンの位置を工夫したことなど。
ここに並ぶそれぞれが思いの詰まった作品たちです。
ドキドキのガラスカット初体験はいかがでしたでしょうか。自分でも簡単に切れたことに感動の声をたくさんいただきました。どうしても斜めになってしまうという悔しい声もありました。こればかりは練習あるのみですね。今回はステンドグラス制作の面白さの一端を体験していただけて嬉しく思っています。
次回はいよいよ最終回。立体に挑戦。ステンドグラスの丸いトレイを作ります。お楽しみに。

