各務原市生涯学習講座『ステンドグラスできらっきらの小物つくり』の2日目。11月10日は、冬のオーナメントを作りました。
“冬の”と名付けたのは、クリスマスリースにも、クリスマスオーナメントにも、あるいはお正月飾りにも、それぞれの感性でこの季節らしい作品にしていただきたいと思ったからです。もちろん、“年中飾れる”をコンセプトに色選びをしていただくのもいいですね。
ひし形のガラスを円形のワイヤー内に配置して作成する少し変わり種のステンドグラス飾り。この作品は、ガラスにタッセルを組み合わせることで、室内の直接光を透さない場所でもオーナメントとしてさまになるようデザインしました。
ガラスとガラスとをぴったりとは着けないので、ガラスの色や質感、そして抜け感をも楽しめる作品です。今回の課題は、ハンダをこんもりとかまぼこ状にする必要はありません。しかし、ガラス同士を美しく点付けしていくのが思いのほか難しかった様子。ガラスの間隔が広く空いてしまった場合のハンダ付けのコツもお伝えしながら、個々のペースで作業を進めました。
ハンダ付けを終えたら洗浄し、タッセルをつけて完成。完成後は全員で作品を並べて感想を言い合いながら作品鑑賞会を行いました。
ぜひ作品をひとつずつ個別にご覧ください。あんな場所のこんなシーンに、飾られている様子が目に浮かびませんか。風に揺れ、光を透してきらめく、愛着ある自分だけの作品。ひとつとして同じものは生まれない。受講生のみなさんそれぞれのコンセプトがあり、”好き”が詰まっています。
「今日も楽しかった」
笑顔で会場をあとにする受講生を見送りながら、この作品たちがどこで誰を楽しませるのかを想像し胸が躍ります。
この講座では、創造する喜びはもちろん、自分で手作りしたものがインテリアやファッションを彩る喜びも味わっていただけたら嬉しいと思いながら毎回課題を考えています。
次回はステンドグラスのブローチを作ります。