2021年度後期もはじまりました。各務原市生涯学習講座『ステンドグラスできらっきらの小物つくり』。
私が講師を務めるこの講座は2020年後期の初開講以来、今期で3期目。主催の各務原市のルールで催行人数6名となっていますが、おかげさまでたくさんの方にお申し込みいただき、毎回開講させていただいています。
今期の受講生は7名。全5回、一回にひとつずつ、ステンドグラス小物を計5作品を作ります。
初回の10月27日はステンドグラスの基本手順を覚える「ミニパネル」作り。
講座は限られて時間の中でおこないますから、あらかじめカットまで済ませたガラスを使用。①ガラスを選び ②コパ―テープを巻き ③ハンダ付けをして ④洗浄して仕上げ します。
リピーターの方も数名いらっしゃいますが、受講生の多くはステンドグラス制作初体験。この日はまず自己紹介のあと、ガラスとガラスを繋げるために必要なコパ―テープの巻き方やハンダ付けの仕方のデモを見ていただきました。各々作業スピードが異なりますから、あとは自由に質問していただいたり私からお声を掛けさせていただきながら、それぞれのペースで作業をおこなっていきます。
感染症対策として、席は十分な距離をおき、窓を開け換気も万全。この日はポカポカと穏やかな陽気でたいへん気持ちのよい作業時間を過ごしました。・・・というのは私個人の感想。受講生のみなさんは初めての体験に内心焦燥に駆られていたかもしれませんね。それでもみなさんとても集中し、手際よく作品を仕上げられました。
色のトーンを揃えたやさしい印象のパネル。大好きな色を集めたパネル。お花など具体的なモチーフをイメージしたパネル・・・どれも素敵な作品ができあがりました。初めてとは思えないほどの美しいハンダ付けをされた方も。もし今回、ハンダの扱いに慣れず自分の作品の仕上がりにモヤモヤしてしまった方も、全5回で少しずつ感じるであろう手応えをぜひ楽しみにしてくださいね。
制作後にいただいた感想では、「集中してハンダ付けをしていると無心になれる」というお話をしてくださった方もいらっしゃいました。そうなんです。とてもよく分かります。私も制作作業は他のことを考えない“マインドフルネス”の時間となっています。
2週間に一度のこの講座。そんな心落ち着かせる時間にしていただけると私も嬉しく思います。次回は一風変わったオーナメントを作ります。お楽しみに。