2020年10月から開講した2020年度後期 各務原市の生涯学習講座
『ステンドグラスできらっきらの小物つくり☆彡』
7名の方にご参加いただき、12月2日に全5回の最終回を終えることができました。
この講座はステンドグラスを初めて体験する方向け。毎回異なる作品を1回1作品制作しました。
今期、受講生のみなさんが制作した作品をご紹介しましょう。
ステンドグラス講座にご興味のある方はぜひ参考になさってくださいね。
第1回 作り方を覚えよう 光の絵画!
ステンドグラスのミニパネル

第1回のレッスンでは、写真立てにおさめるミニパネルを作りました。好きな色のガラスをお選びいただき、ガラスの配置も自身で自由に考えていただきました。
ステンドグラスの基本的な作業工程を覚えることを目的に、ガラスにコパ―テープを巻き、ハンダごてでハンダづけをしていきます。初めて見るもの、触るものもありましたので、道具や手順をていねいにご説明しました。
第2回 世界にひとつだけのオリジナルデザインで♪
ステンドグラスのブローチ

正方形と三角形の小さなガラスを組み合わせ、好きな形を作り、ブローチを制作しました。不透明のガラスは、光に透さない場面においては、ガラスの色をダイレクトに美しく楽しむことができます。
使ったガラスはたった2種類の形。しかし、色も形も無限の組み合わせの可能性が広がります。
細かな作業でみなさん苦労されていましたが、できあがった作品はどれも素敵です。小さいからこその可愛らしさです。
第3回 ガラスカットに挑戦!
ステンドグラスのペンダントトップ

ペンダントトップ制作の回では、ガラスカットにも挑戦していただきました。
カットする線を自身でデザインし、デモンストレーションを見ていただいた後、ガラスカッターでガラスを切る練習。そして、作品に使うガラスを実際にカットをしました。

ガラスを切るのは全員が初めてだったようで「切れた!」「できた!」と感動体験でした。

この回、作品の形を丸型にしたのは、曲線のコパ―テープ巻とハンダ付けを実際に経験していただくため。直線とは異なるちょっとしたコツが要るのです。
毎回新しい技術を身に付けていただけるよう、経験していない工程を毎回取り入れた課題づくりをしています。
第4回 いつまでもみつめていたい⁈
ステンドグラスの手鏡

中央の六角形は鏡。そのまわりに6枚のガラスを配置してステンドグラスの手鏡を作りました。
前回経験した丸カン付けが今回も活かされ(簡単そうで案外難しい!)、最後に手作りのタッセル飾りをつけて完成。
透明のガラス、不透明のガラス・・・思い思いの組み合わせで、個性あふれる作品ができあがりました。
第5回 立体に挑戦!
ステンドグラスのクリスマスツリー

最終回は、立体に挑戦。12月ということで、クリスマスツリーを作りました。2時間で制作可能な作品を ということで、極限までガラスの枚数を減らし、それでも華やかに見えるものを考えました。
これまで同様にガラスの色を自身で選び、最後に飾り付けるワイヤーも自由に形作っていただきました。
初めての立体。ガラスを固定しながら作業するのに苦労しましたが、5回を通して仲良くなったみなさんがお互いに協力しながら作品を作る姿が印象的で嬉しい気持ちが込み上げてきました。

もっと作りたい!
どうせなら隣の人と同じものではなく、自分のオリジナリティーを発揮できる作品を作ってほしい。そして、作る楽しさを味わい、喜びとステンドグラスを暮らしに取り入れる喜びを感じてほしい。そう思いながら私はこの講座に向き合いました。
作業量が多く、疲労感も満載だったかもしれません。しかし、満足感も十分に感じていただけたのではないかと思っています。
本講座は、2021年度も開講が決定しました。前期・後期ともに連続5回講座となる予定です。詳細が決まりましたらあらためてご案内します。
またお会いしましょう。